原稿を書いている今日は9月6日。くしくも私の誕生日。なんと65歳!!!???
立派な「前期高齢者」です。まもなく介護保険証も届くでしょう。
少しでも損をしないように、65歳になる前の8月31日で退職し、65歳になった今日(法律上は昨日から65歳ですけどね)ハローワークに行って雇用保険の手続きをしてきました。今まで職場を転々としたこともあったけれど、自ら求職したことはなく、初めてのハローワークでした。隣の席からは、納得いかないまま職を失ったのか、文句を延々と訴える声が聞こえてきました。色々な人生模様が見える場所なのかもしれません。
60歳からは喪失の時代。職を失い、人間関係が減り、視力も聴力も低下していき、やれることがどんどん減ってどんどん衰え、長生きすれば親しい人は亡くなっていき、孤独になっていく。若い頃は、60歳からってそんなイメージを抱き、そう覚悟していました。
それが、60歳を過ぎても延長で働けて、仕事以外の役割もどんどん増えました。この「はぐ」もそう。予想外に今までの人生の中で一番忙しく、常に頭をフル回転しないとついていけない毎日を送ってきました。さらに、正規で働かなくなったからこそ新たに飛び込む世界も待っています。
若い頃は想像もできなかったくらい元気な65歳の私ですが、父は65歳で亡くなっています。父の誕生日も9月6日。亡くなったのは65歳の11月6日。誕生日が一緒だから命日も一緒になるかも!?なんて考えるのはナンセンス??でも、考えちゃうんだなぁ、やっぱり。確かに父は病院のベッドの上で誕生日を迎え、つらい時間を過ごした果ての11月6日。今の私とは全然違うけれど、私にだって事故や自然災害でいつ何があるかわからない‥。ノストラダムスの大予言の1999年7月を密かにドキドキしながら過ごし、超えたあの日の安堵感を、11月7日にも味わうことができるかなぁ。
7月の瀬賀さんのリレーコラムを読んでも「喪失の時代」を実感し先行きが不安になるのは、今は75歳くらいからなのかもしれませんね。(すみません、タイトルパクりました!)
せめてあと10年、好きなもの食べて飲んで、遊んで、元気に生きたいものです。そのためには、やっぱりまだまだ稼がなきゃ!!!