私にとってコーヒーは、以前は興味のかけらもないものでした。 苦くて酸っぱいもので私の飲めるものでは到底ない、といったように。

 そんな私がコーヒーの面白さを知ったきっかけは、カフェのお仕事でした。 仕事の中でコーヒーを淹れる機会をもらい、ハンドドリップのレシピを忠実に再現しなければならない。そんな厳しい世界のように最初は思いました。

 ですが、コーヒーに興味をもち、豆の種類や焙煎、挽き方、そしてお湯の注ぎ方によって味や香りが変化することを 知りました。 同じ豆でも淹れる人やいれ方、その日の環境によって、全く異なる表情をみせるコーヒーに、深く沼に入り込んで いきました。

キャンプでのコーヒータイム

 今ではハンドドリップでゆっくり淹れる時間に、癒されています。 豆をひいた時の香り、お湯を注いだときにまたふわっと広がる香り、スイーツなどと味わうひととき。 そのひとつひとつを楽しめるところに魅力を感じています。特に雨の日にたまたま選んだドミニカの味が、雨の日のしっとりとした空気感とピッタリ合うように感じ、お気に入りになりました。その日の天気や気分に合わせて味や香りを選んで味わう時間は、特別なものです。

 以前は全く興味のなかったものに、どっぷりつかって今では毎日一杯は欠かせないものとなっていることが、人生何があるか分からないと感じるところです。

夏はアイスコーヒーが多いです