
自宅から歩いて5分ほどのところに、お城山(臥牛山)があります。私は体力づくりと足腰強化のため、毎週土日にこの山へ登っています。 「登る」といっても、標高135メートルの小さな里山で、スニーカーでも気軽に登れる山です。登山道は保存会の皆さんが整備してくださっているおかげで、とても歩きやすく、気持ちよく登ることができます。春夏秋冬を通して登っていると、それぞれの季節に良いなと思うときがあります。
例えば、春は山野草が次々と咲き、足元や脇道に目を向けながら登る楽しみがあります。
夏は朝の澄んだ空気の中を歩けば、日中の暑さを忘れるほど心地よく登ることができます。(それでも帰ってくる頃には汗びっしょりですが。)
秋は登山道に木の実があちらこちらに落ちていて、それらを見つけながら登るのが楽しいです。
冬は雪の翌日。水墨画の世界になっているお城山。誰の足跡もついていない雪道を、「雪っ子ちゃん」(現代版のかんじきです)を履いて登るのが楽しみです。しんと静まり返った空気の中を登っていると「私一人しかいないのでは?」とお城山を独り占めできているような錯覚を覚えます。
ひとりで登ることが多いのですが、ときには母と一緒に登ることもあります。その際には、母のつながりで山の常連さんたちとお話しする機会があり、ひとりで黙々と登っているだけでは出会えなかった方々と知り合うことができます。 母を通じてさまざまな方とのご縁が広がっていくことは、とても嬉しく、またありがたいことだと感じています。
余談ですが、私は登るときは日焼け対策を万全にしているため、顔がほとんど見えず、すれ違っても誰だか分からないかもしれません。さらに、この時期は蚊取り線香をぶら下げて歩いています。もし山で蚊取り線香の香りを漂わせながら歩いている怪しげな中年女性を見かけたら、それはきっと私です。どうぞお気軽に声をかけてください。
