中学生の時、2週間くらい入院したことがあります。
手術はなかったのですが、
担当の先生が親身になってくださり、それだけで治った気がしました。
毎日、顔を見に来てくれました。
「どうですか~」と一言二言お話しするだけですが、先生が来てくださるのが楽しみでした。

入院中の日曜日。
今日は日曜日だから先生は来られないのだろうなあと、
自分を納得させる気持ちと、でもやっぱり少し寂しい気持ちでいました。
そんな気持ちでいたとき、
先生がカーテンを開けて、「どうですか~」と来てくださったのです。

病院や先生にとって当たり前の事だったかもしれません。
でも、患者としては嬉しかった!

でも・・・、

先生の生活は、どうなんだろう・・・?
中学生の私でしたが、
患者として嬉しい反面、申し訳ない気持ちにもなりました。

毎日診察して働いて、そして日曜日も病院で仕事がある。
身体はいつ休まるのだろう。気持ちはいつ安らぐのだろう。

住民の安心のために尽力してくださるのか。
尽力させてしまっているのか。

今も、医療を利用し先生方の使命感を感じるたびに考えます。

頼りにしている先生方の思いや暮らしを
お聞きしてみたいと思います。