
コロナ禍になって行動制限がなされ、悪いことや不都合なことばかりが表面化してしまいがちですが、改めて考えてみると必ずしも悪いことだけではなさそうです。
私の場合、外出や出張が極端に減ったので、それに伴って出費がずいぶん抑えられました。ビフォーコロナの時は県外へも頻繁に出かけていましたので、ガソリン代や高速料金だけでもけっこうな金額になっていました。今はピーク時の半分以下で済んでいるのではないかと思います。外出の機会が減ると、当然飲食代も削減されることになります。
健康への意識も少し変わってきたように思います。出歩かないと私はほぼパソコンと睨めっこしている仕事が常ですから、どうしても運動不足になりがちです。そこで一日の中で時間を決めて極力散歩に出るようにしました。
散歩の効用は気分転換などたくさんありますが、私は歩きながら仕事の段取りを考えたり、スマホ片手に原稿の音声入力をしたりもしているので、言うなれば散歩道もコワーキングスペースの一部にすることができたと自負しています。お陰で以前よりも仕事の効率化は図れているように感じていますし、健康もなんとか維持できていると思います。
それから今日私は5回目のワクチン接種を受けたのですが、接種会場になる病院は、できるだけ毎回違うところを選んで行くようにしています。というのも、お医者さんってかかりつけ以外はほとんど行ったことがないので、他の病院はどんな感じなのかを知っておくのもいい機会だと思ったからです。
実際、行ってみるとそれまでの印象ががらりと変わることがあります。思ったよりもやさしそうな先生だな〜とか、待合室の雰囲気がいいな〜とか。こんなこともコロナ禍でなければ経験できないことだと思います。
問題はこういった様々な利点をアフターコロナにどうつなげていけるかです。これは明日散歩に出かけて考えようと思います。
大滝 聡 ・むらかみ地域医療サポートセンター はぐ 理事 ・NPO法人 まちづくり学校 代表理事 ・NPO法人 都岐沙羅パートナーズセンター 副理事長 ・有限会社オム・クリエイション 代表取締役