～時は移り行く～
　昨年のフォーラムで冷や汗ものの出来事で感じたジェネレーションギャップ。
在宅医療推進センター主催のフォーラムでの劇に、はぐからも大勢出演することになった。セリフも少ないちょい役なので私も引き受けた。

　役柄は新聞配達員。練習の時、M先生から、唄いながら出てきたらいいんじゃない？との提案…。　
新聞配達の歌と言えば昔流行った「新聞少年」の歌しか思い浮かばない。これならヒットしたし皆さん分かるだろうと、歩きながら一小節だけ歌った。
そしたらA先生から「その歌唄うの？誰も知らないんじゃないの？」とのご意見が。
　えっ！この歌知らない人いるんですか？万人が知ってる歌だと思っていたのに、まさか知らない人がいるとは…！と私の素直な感想。
この歌知ってる？と聞いて回ったら若い人は勿論、５０才台の殆どの人が知らない。
そうか、この歌がヒットしたのは昭和４０年頃。６０才以下の人はこの歌が流行った頃はまだ物心付いていなかったのかも。

当時は東京オリンピックが終わったばかりの頃！テレビは殆どの家がまだ白黒で、チャンネルはBSN、NHK、教育テレビの３つ。娯楽番組はドラマや歌謡番組など。そこで流行った歌が「新聞少年」。その頃はみんな口ずさんでいた。みんな知ってると思ってたのに、今は誰も知らないなんて。
あ～これぞジェネレーションギャップなんだろうなあ。
劇は、出席者は年代が上の人だったので、「新聞少年」の歌は多くの人は分かったようで一安心だったが。

　こんな思い込みは、これから増々出てくるのだろうなあ。
昔と言い方が変わった新しい言葉も。
「大好きなアイドルも、昔は追っかけ！今は推し活！」なんて。
時は移り行く！心にはちょっと秋風が。
昔のことを言うのと、鬼にも嗤われるかも・・・⁇