この春、娘が大学へ進学して新潟市内で一人暮らしを始めました。

話を聞くと、県内へ残るのは少数派で、同級生の多くは県外へ進学したようです。
親としては新潟市内でさえ、心配・期待・離れた寂しさなど様々な感情が入り交じるものですが、遠く県外となると尚更だろうと他所の家の事も考えたりしています。

今どきの大学の入学式は親も主席率が高いみたい

若者たちが自分の夢のため、将来のため、地元から離れて新しい世界へ飛び込むことは素晴らしいことと思います。

しかし、それと同時に2022年10月1日時点の新潟県の推計人口が215万2664人となり、人口減少率が前年同月比で過去最大となったというニュースも流れていました。

最近小中学校では「地域全体で子供を育てよう」というフレーズも良く聞きますが、地域で一生懸命子どもたちを育て、都会に送り出したはいいが結果、地域には高齢者しか残らない。地元で働くには公務員になるしかない…そんな未来が見え隠れしてしまいます。

都会より職種が限られる上に給料が安い、買い物が不便、遊び場が無い、そして受けたい医療が気軽に受けられない…残念ながらこれが現実だけれども、それでも戻ってきたい地域へなるための取り組みへ。

簡単では無いけど、はぐの志がそんなところにつながるといいなと感じた年度末でした。