認知症の義理母と完璧に同居するようになって一年半になります。仕事では認知症高齢者やその家族の方たちと関わることが多いので、わかってるような気になっていましたが、自分がその立場になった時にはじめて、「わかってなかったな」とさまざま思い知ることとなりました。そして、そんな母親に言っても無駄なのにあれこれ説教をする夫に、「認知症の対応方法」のようなことを説明しても、「そんなの関係ねー」「言わなきゃならないことは繰り返して言う!」とのことで、めんどくせー親子だなと思いますが、今は素直にデイサービスやショートステイに行って元気に帰ってくる義理母を見ていて、親子の絆とか介護サービスのありがたさなんかを感じています。家から出て体を動かし、人との関わりで脳に刺激を受けることが、それをしないでいることと比べてどれだけ大違いかということを実感させてもらっています。これは認知症でなくても大事なことですね。
これからも我が家の認知症とのお付き合いは続きますが、この体験は仕事においても人生においてもプラスのなると信じてやっていきたいと思います。

我が家の認知症の好物。最後の五郎八が今日で終わってしまいました。しばしのお別れ。