今年の連休皆さんどのように過ごされましたか?

車の大渋滞、行楽地の大混雑!疲れが残る大型連休のイメージ。

それなら各駅停車の電車旅をしてみようと思い立って。

JRに2日間、普通列車乗り放題の切符を利用して、県内を駆け回った連休の思い出のお話しです。

連休前になると新聞に連休のイベント情報がいろいろ載ってきます。

その情報を基に、1直江津散策 2山古志の牛の角突き 3塩沢地区の12年に一度の卯年の奇祭を見るなどを計画して、行ってみないかとインドア派の夫に相談したらなんと乗り気になり、朝早く出掛けた。

1日目: 朝食は新潟駅の立ち食いそばからスタート!越後線で海岸線沿いをカタンコトンと電車旅。

第1の目的地は直江津。二人とも祭り好きなので、まずは直江津の屋台会館へ。祭り屋台が高田から直江津に川を船で渡る映像には驚きました。その後直江津の街を散策、越後七不思議のある場所に立ち寄ったりして。

美味しそうな駅弁を買い込み「ほくほく線」へ。電車は新緑の中を走り、私たちはお弁当に舌鼓。今はあるか、あの頃のほくほく線の電車にはトイレがなく停車駅でトイレタイム。のどかなものでした。

そして小千谷の錦鯉の里へ。「動く宝石錦鯉」の大きさと優美さに感動しつつ、シャトルバスで山古志の「牛の角突き」観戦場へ移動。どちらかが倒れるまで戦うのかと思っていたら、頃合いで止めさせる。ぶつかり合うド迫力とともにちょっと物足りなさと、何よりも牛への労りを感じた。

今日の最終目的地は湯沢。湯沢でアルプの里を散策し、宿は360度の大パノラマの露天風呂が売りのホテル。まだ雪の残る山を見ながら、露天風呂で今日一日の疲れは癒された。

2日目: 最後の目的の塩沢の奇祭見学。塩沢では12年に1度の奇祭「卯年大祭」が行われていた。むかし卯年には凶作や疫病が流行し、それを鎮めるために神が集落を廻わる御神廻が始められたらしい。12年ぶりだと伝承も大変だろうなどと思いつ祭り行列を見学。でもどこが奇祭なのか?よそ者には理解しづらい。村上祭りのように血は騒がなかった。

帰路:長岡から新津経由で留守番をしていた子供に雪だるま弁当を買って縦に長い新潟県の2日間の旅は、渋滞に巻き込まれることもなく終わった。

なんと楽しい旅だったと思う私のそばで、夫は「次はもっとゆっくりした旅がしたい」とぼそりとつぶやいた。

若かりし頃の盛りだくさんの各駅停車の連休の思い出でした。

~私の線路はいつまで、どこまで続いているのかなあ~

(*2日間普通列車乗り放題の切符は「ほくほく線」は範囲外です。)