先天性難病の障害をもつひらく君。
今年20歳の青年。
現在は合併症の病気の治療中。
クロールで25mやっとの彼が今年8月、粟島→村上遠泳にチャレンジする事になり、“チーム絆” という、これまでダウン症や自閉症などの障害をもつ子供たちの夢を必ず現実のものにしようと発足した参加選手80名、スタッフ約200名のチームが全面的にサポートして行われる事になりました。
“チーム絆”は、今まで佐渡海峡往復、津軽海峡横断、ドーバー海峡横断の経験があり、[高い壁を登った時こそ乗り越えられるものがある、それを大人たちが安全に見守ってあげよう]という事で、今回粟島→村上遠泳プロジェクトを立ち上げたそうです。
チーム絆会長から協力要請があり、ひらく君の地元村上で有志による チームひらく を結成し現在スイム練習に付き添い、当日に向けて活動中です。私も、チーム絆の会長がトライアスリートで交友があった事、ひらく君が娘の小学校の同級生で親子共顔見知りであった事などから、私も“チームひらく”のメンバーになりました。今回の遠泳の趣旨に賛同し、何よりひらく君本人が大きな目標に向けてスタートする!と決断した勇気を讃え、協力したいと思いました。
現在、スイム練習場面ではコーチの指導にしっかり取り組み、泳力は確実に上がってきていて本人も手応えを感じているようです。段階を踏んで練習場所を海に移行していくのですが、ひらく君のやる気を尊重しながら続けていければと思います。本人の夢の実現のために、体調管理やメンタルを支えているご家族は、きっと大変だろうと思います。だからこそ、無事に当日を迎え練習の成果を発揮して、夢を叶えてほしいです。私は一緒に泳いだり声をかける位しかできませんが、ひらく君の夢の実現に向けて応援していこうと思っています。